ぼんやりと頑張る。

自作小説の執筆活動やらよもやま話

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こんばんは!

今回、うっかりして時間が無くなってしまい、ほぼ写真のみブログです。

まあ、いつもあんまり内容ないのですがっ☆

箱から、出るとこ。

よいしょっと。

探検中。

旦那様撮影、風景写真です♪(以下旦那様撮影)

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無料小説サイト「小説家になろう」様にて連載中のファンタジー物語

「悪辣の魔法使い」第26話「ふたりの姫」投稿しました!

読んでいただけたら、とっても嬉しいです✨

 鮮やかな緑から、光が差し込む。深い森が、続いていた。

 元精霊のルミが、重なる緑の合間に見える、遠い空へと目をやる。

 もうすっかり忘れてしまっていたけど――、精霊だったころの自分と今の自分、ずいぶんと感覚が違うなあ。

 改めてルミは思った。

 精霊だったのは、もうはるか昔。ずっと恋焦がれた森。そしてここは、故郷の森とは違う、知らない森。

 もう自由に飛ぶことは、叶わない。ここが仮に、故郷の森だったとしても。

 枝と枝の間をすり抜けながら鳥たちのあとを追うことはできないし、魚たちと一緒に川をさかのぼることもできない。進みたいほうへ進むには、一歩ずつ足を交互に出すしかない。 

 前を見れば、皆の背中。

 先頭を歩く魔法使いレイオルと、人の姿に変身中の鬼のダルデマ、それから小鬼のレイと剣士アルーン、それから――。

「ルミ。大丈夫? 歩いていて疲れない?」

 振り返り、優しく微笑みかけてくれたのは、魔法使いのケイト。

「はい……! 大丈夫です……!」

 ケイトはルミにうなずいてから、ルミのほうへ手を伸ばしていた。

 ルミもケイトへ小さな手を伸ばす。

 二人は、手を繋いだ。

 ルミは、胸がいっぱいになる。

 レイとも繋いだ、手。手を繋ぐって、ほっとする――。

「こうすれば、ちょっと歩きやすいんじゃない?」

 ケイトはルミに並ぶ。

「はい……!」

 繋いだ手を振り上げつつ、草に半分隠れた小さな岩を、ぴょんと超えた。ケイトの支えで、苦も無く超えられた。

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