ぼんやりと頑張る。

自作小説の執筆活動やらよもやま話

愛猫写真&小説更新♪

こんばんは!

眠い、眠いです……。

今回、ほぼ写真のみブログになると思います。すみませんっ。

肉球

旦那さんの作業着、洗濯して部屋に置いたら、ほんのわずかな隙に、みーちゃんが😆

旦那様撮影、風景写真です♪(以下旦那様撮影)

不思議な雲。

不思議な雲、アップ。

ニホントカゲさん。

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無料小説サイト「小説家になろう」様にて連載中のファンタジー物語

「星の見える町、化け物添えて」第四話「座像、そして、ふわふわ」投稿しました!

読んでいただけたら、とっても嬉しいです……!✨

 町のはずれ、昼なお暗い、山の中。
 ひっそりと、小さなお堂があった。

「幽玄……、やはり厄介な存在……」

 格子戸の向こう、お堂の中に一人座る男が呟く。
 ろうそくに照らされた、男の手には、すすけたお札のような紙。男は、身じろぎもせず床の上に正座したまま、持っている紙を眺めている。
 炎であぶられてしまったかのように、黒と茶色の染みが広がってしまっているその紙には、筆でなにかの文字が描かれていた。

『肉目鬼』

 奇妙な言葉だった。

「傘の使い手は、どうということもない。問題は、幽玄――」

 男は、紙を強く握りしめた。紙は、今までかろうじて形を保っていたといった様相で、握られた途端、粉々に砕けるように散ってしまった。
 お堂の奥には、仏像でも神像でもない、奇怪な座像が祀られていた。座像の下には、どういった意図なのか大きな円形の鏡があり、鏡面の上に座っているという形になっていた。
 四本の腕を持ち、あぐらをかくように座っている不気味な像。
 一番の特徴は、頭部がない、ということだった。
 むき出しの首。しかし、頭が紛失しているというわけではなかった。肝心の頭部は――、座像自身がその手に持っているという姿だった。
 腹の辺りで、自らの切り離された頭を持っている異様な姿。そのうえ像の顔は、腹側を向いており、頭頂部で髪を結い上げた状態の後頭部を、こちら側に向けているという格好だ。
 そしてさらに、頭を抱えていない残りの二本の腕はというと、左腕のほうは、なにか意味があるのか、人差し指と中指、親指だけを伸ばし、あとは軽く握っているような形をしていて、対して右腕のほうは――、鎌を手にし、大きく振り上げていた。まるで――、自らの右手で、自らの頭を落としたかのように――。

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